小学生コース <Ring Kids>

「3年先取り学習法」のすすめ

(1)算数→数学

 小学校に通っている間は、小学校の過程の「算数」の重要性にあまり気付いていない場合が大部分ですが、中学校に進学して「数学」が苦手科目になるパターンにはある共通性があります。

 それは、「分数」「小数」の処理が苦手であるというパターンです。


 「分数」と「小数」は、決して小学校の「算数」の範囲にとどまる問題ではありません。

 中学校に入ってまず習うのが、「正負の数」、すなわち「プラスとマイナスの数」についてです。「プラスとマイナスの四則計算」や、「マイナスとマイナスの四則計算」などは、最初はやや戸惑うことはあっても、それほど高いハードルではありません。「整数」であれば多くの人は難なく克服できます。

 ところが、「分数」や「小数」と、「プラスとマイナスの四則計算」や、「マイナスとマイナスの四則計算」が組み合わされると、たちまち正答率が低下して来るのです。


 同様のことは、「方程式」についてもあてはまります。整数の方程式は解けるようになっても、分数や小数の方程式には苦手意識を持つ人の割合が高くなってしまいます。

 「式の計算」「因数分解」など、「分数」や「小数」と組み合わされると、難しく感じる人が多くなる領域は、ひとつひとつ挙げだすと切りがないほどです。


 そこで、Ringでは、単なる小学校の「算数」の単元の一部としてではなく、小学校・中学校・高校を通じた「算数・数学」の体系の重要な一部分として、「分数」と「小数」という領域を捉え直し、徹底的な反復を通じて得意な領域にして貰うことを推奨しています。

 ひとたび、「分数」と「小数」が得意になれば、(1)「マイナスの分数・小数」の計算や、(2)「マイナスを含む方程式」等は、実はそれ程高いハードルではないので、理解度に合わせて、中学校の内容を先取りしていくことは十分に可能ですし、中学校進学後を考えると、圧倒的に有利な展開を期待できるでしょう。


 中学校に入ると、小学校と違って、大部分の人は部活動に入り、夕方以降の時間の大部分を拘束されることになります。そして定期試験対策のために、部活動が停止になるのは、「試験前1週間」のところが多いのですが、分数や小数を苦手のままに放置しておくと、「1週間」の間で、例えば「マイナスの数の四則計算」や「方程式」の新たな単元を理解すると同時に、分数や小数の処理も正確にするということは、ほぼ不可能といえます。

 したがって、比較的時間のある、小学校在学中に「分数」や「小数」の苦手意識を払拭しておくことは必要不可欠といえますし、その延長線上で、中学校の数学の内容を可能な範囲で先取りしておくこともとても有益だといえます。

(2)英語

 Ringの「3年先取り学習法」は、「無学年制」です。「3年先取り」が標準目標ですが、学習内容についていくことができる限り、実際の年齢は問いません。

 小学校4年生で、中学校1年程度の英語を教えることには、何らの問題もありません。算数・数学のように、それまでの学年の知識の蓄積が問題となる教科と異なり、新たにスタートするので、むしろ「先取り」がしやすい科目ともいえます。


 公立中学校の過程では、中学1年生の過程の1年間の大半を、「現在形(現在進行形を含む)」の学習にあてます。

 しかし、「Be動詞」と「一般動詞」のそれぞれについて、「肯定文」「否定文」「Yes-Noの疑問文」「疑問詞の疑問文」の変換パターンをマスターすれば、「現在形」であっても、「過去形」「未来形」「現在完了形」であっても、なすべきことは大差ありません。

 順を追って解説すれば、中学校の過程の英文法を一気にマスターすることは十分に可能なことです。

 時制を中心とする重要英文法を一通り理解できたら、あとは英語の本を楽しむことができるようになります。英米の出版社から、非英語圏向けに出版されている英語のリーダーを、好みや進度に応じて読み進めるなど、英語を「絵本」や「児童書」の延長線上で読んでいくことは、将来に向けて、英語力を飛躍的に高める第一歩と位置付けることができるでしょう。



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